1954-12-07 第20回国会 参議院 内閣委員会 第3号
併しながら我々は、林野整備によつて国有林の売払いをいたします際に、その地元の部落に対して不安を与えないということを非常に大事な前提として考えておる次第でございます。
併しながら我々は、林野整備によつて国有林の売払いをいたします際に、その地元の部落に対して不安を与えないということを非常に大事な前提として考えておる次第でございます。
普通の年と違つて、国有林の風倒木の処理ということを政府自体としてもう少し認識する必要があるのではないかという意味です。どうも認識が足りないのではないか。従来のような灰がまの助成、従来のような金融措置というように考えておられるのではないかと思う。
あの山は民間の山であつて国有林でないために、どんどん切り出されて行つたために山がはげて来た。あれを飛行機で見るとよくわかります。こんなところに貯水池ができた、ちよつと水がかれるともう川でありません。ダムというものは雨が降つたときにためておいて、常時定量にしておいてそれを間断なく流すということでダムの効果があるのです。金をかけるためのダムじやないのですよ。むだな経費をかけるためのダムじやないのです。
一昨年来関西の大水害によつて、国有林の収入からほとんどあげてこの治水方面にも使われておるのであります。その国有林の大部分が東北にあるということも、これまた明らかな事実であります。
而も単なる金融ではないのであつて、国有林という現物財産をこれを払下げを受けて、その現物はあるわけでありまするから、普通の金融のように単に融資を受けるわけではないのであつて、現物の引当があるにもかかわらず二割の保証金をとつて、それから延納はたしか六分何厘の金利をとられるとかいうことで、非常に欲しいけれども今言つた点で実際上何ともならない。
これらの点に関しましては、もちろん時々の問題として私どもはこれが実現に努力をいたして参るつもりでおりまするが、根本の問題といたしまして、これらをめぐつて国有林の理想の形を一応検討して、これに近づけるべく最大の努力をするか、あるいは現状に妥協するかというお話でございますが、私は国あるいは国民全体のために国有林として存置を願う限りにおきましては、一応各方面の御意見を拝聴いたし、私どもも慎重に、速急に審議
従つておそらく今後においてこの十七条によつて国有林の払下げを要難して来る向が多いじやないか、かような見通しを持つているわけでありますが、もし申込みがふえて参りました場合には、やはり林野庁としてはこの十七条の趣旨に基いて、また昨年のこの法案を審議した場合にお約束になりましたように、全面的に、できるだけの協力をいただけるというような趣旨に従いまして、今後の申込みについて最大限、できる限りの便宜措置を講じていただける
従つて国有林の整備に対しましては、政府としてもちろん力を入れて行かなければならぬわけでございますが、同時に民有林の造成促進をはかつて参るために一番大きいことは、何といつても先ほど申しましたような措置を講じて参るということが非常に必要であろうと思います。
従つて国有林は東北に多いわけでありますが、それだけ東北の方面に国有林としての事業は現地に還元をしておるということは言えるわけでございまして、その点はひとつ御了承願いたいと思います。
それは画村有そのものにすることを、私は全部そうすることが正しいという意味で賛成したのじやなくて、そうでないと、あとになつて国有林に置いたことよりも、もつと始末の悪い結果が来るから、それをおそれてやつたのでありますが、それが町村になりましても、部落で営農上の要素として活用できないということになりますと、これはまだまだ国有林野整備の広い意味の目的というものに遠い。
なお昭和四年から殆んど国有林全般に亘りまして、従来の皆伐人工植栽という方針を全部について行えば非常に国土保全上危険が多い、従つて国有林については天然林については特に択伐いたして天然更新を主体とする伐採方法によつて更新を図らなければならない、こういう画期的な一つの大きな方針が立ちまして、択伐をいたしまする場合には択伐木を立木処分いたしましても、多少金はかかりましても、相当技術的な伐採方法をとらないと係木
○戸叶武君 町村合併の問題が各所に起きておりまして、特に例えば高知県なんかの国有林の多いところには、町村合併によつて国有林を払下げようというような運動も強力に起きているようであります。その一点として、とにかく国有林というのは名ばかりであつて、とにかく官僚の食い物になつておつて、とにかく成績を挙げていない。
十七条に書いてある通りだとすれば、これはよく間違つて町村関係では合併を非常に喜んでいるのは、国有林野整備臨時措置法の特例に従つて、国有林の払下げができるのだということをまつこうから信じて、そうしてこれがあるから町村参合併促進法案には賛成すべきものであると、こういうことが非常にえさになつて、進んでいるというようにうすうす聞くのであります。
従つて国有林の利用の面におきましては、民有林の開発計画とできるだけ関連をとりまして、積極的に開発を進めて参るように、これは特別会計の方で考えて進めております。
従つて国有林につきましては、これまた林野庁と十分協調いたしまして、確保に遺憾なきように期したいと思います。民有林につきましても、林野庁、地方庁とも十分協調をとりまして、原木の確保に遺憾のないようにしたいと思います。
元来国有林というものは、もともとなかつたわけで、全部部落有林であつたものが、時の政治の関係で今日国有林となつておるのでありますから、従つて国有林の歴史というものは、ほとんど人民との争いの歴史であつたと言つてもいいくらいの複雑な関係があるわけであります。
このたびの林野整備法案はいわゆる林野整備であつて、国有林の拂下げそのものを目的としたものではなく、新しい事態に即応した国有林のあり方をきめているということにおいて林野整備という名前をつけたものと思うのであります。そこで当然問題になりますのは、国有林の売拂いもございます、あるいはまた交換分合という仕事も同時に大きな仕事の一つであろうと思います。
従つて国有林の範疇に属するものであるということに規定をしております。民有林は以上の国有林以外の森林でありまして、この中にはいわゆる公有林、社寺有林、私有林のすべてが包含せられているのであります。 第三條は、承継人に対する効力に関する一般例文規定でございます。
○委員外議員(藤野繁雄君) 国有林野整備臨時措置法によつて国有林を地方公共団体に払下げたならばその払下げを受けたところの地方公共団体は財政上にどれだけのプラスになるとお考えであるか、又地方公共団体の山林としての基本財産は現在どれくらいであるか、又その町村の数はどれくらいであるか承わりたいと思うのであります。
なお公有林野、官行造林地については、国が地上権者であるので、国が当然森林法でいう森林所有者であり、従つて国有林の範疇に属するものであります。 民有林は、以上の国有林以外の森林ですから、この中にはいわゆる公有林、社寺有林、私有林のすべてが包含せられるわけであります。
従つて国有林の開放という問題は大きな問題であつたわけです。そういうような大きな意味の全体的なという観念が含まれておいでになるかどうか。
曾つて国有林を寄附した者は寄附者が縁故者になります。それから曾つて国有林に売つた場合には売り主が縁故者になります。それから産物の採集、土地の使用の損者のある場合は、その採取者並びに使用者、これが縁故者になつております。それから耕作地として借受けた場合には、その借受人が縁故者になります。